日本の眼科９０:６号(2019) マツダスタジアムの色覚バリアフリー。スコアボードが変わった！より。

プロ野球セ・リーグの広島東洋カープの本拠地マツダスタジアムのスコアボードが全面改修され、2019年3月のオープン戦より使用開始されました。新スコアボードは全面が液晶画面となりました。

カープ記事満載の一般地方紙である中国新聞に3月、色覚異常のあるカープファンから”新しいスコアボードになって、ボールのBのカウントが見えにくくなった。”との投稿がありました。

新スコアボードを確認するとボールカウントのBはグレーの丸印が緑色に変わるという表示になっており、おそらく2型色覚異常を持つ方にはグレーと緑の識別が困難であったのであろうと推測されました。

改善策としてBの緑を青に変えるか、グレーを黒に変えることなどが有効ではないかと提案したところ、緑がかかった青に変更。

マツダスタジアムのスコアボード改修に際し、色覚異常を持つカープファンからの声に中国新聞、広島市、カープ球団が非常に迅速にかつ真摯に対応してくださったことに深く感謝申し上げたい。と述べられてました。日本の眼科90：6号（2019）684-685

色覚のバリアフリー、すすんでいってほしいですね。