世界的に近視患者の大幅な増加(特に日本を含む東アジアや東南アジア)が見込まれていることもあり、近年国内外の学会では近視やその抑制に関する発表がさかんです。海外の文献*では2050年には世界の人口の約半数にあたる約50億人が近視となると報告されています。
特に強度近視は緑内障、黄斑変性症、網膜疾患のリスクとなります。近視進行抑制に取り組むことは将来の目の疾患予防にもなるのです。
*Brien A.Holden,et al:Global prevalance of Myopia and High Myopia and temporal trends from 2000 through 2050:Ophthalmology 123:1036-1042,2016