強度近視患者の診療に必要な基礎知識

強度近視患者の診療に必要な基礎知識のセミナーに参加してきました。

強度近視は脈絡膜新生血管や牽引性黄斑症、網脈絡膜萎縮を引き起こすために、視覚障害の大きな原因になってます。

手術治療や、坑VEGF有効ですが、長期経過をみると4年間で80%網脈絡膜萎縮が進行してしまう。現在、網脈絡萎縮にたいする有効な治療がないため、網脈絡萎縮はやっかいです。

近視の発症に関わる遺伝子は100個以上発見されていますが、さらに網脈絡膜萎縮を発症しやすくする遺伝子がわかってきてます。遺伝子検査の結果をふまえ、今後の予後が推測できます。同じ治療でも個人差がでます。それぞれの個体差をふまえ、カスタマイズしてより良い治療ができるようにしたいですね。さらに様々な遺伝子が特定できることによりそれが可能になるのです。

講師の山城先生、私の京大研修時代の同期です。同期の先生の活躍はうれしいし、私もがんばらねばって思います。