ブルーライトカット眼鏡

最近、診療中はブルーライトカット眼鏡をかけてます。すごく楽です。疲れにくい。パソコンの光が柔らかくなる感じ。高度近視で加齢性黄斑変性症がきになるお年頃の私。ブルーライトカット眼鏡はパソコン作業にはかかせません。

そもそもブルーライトとは、可視光線の中で、最も強いエネルギーを持つ光で、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンや、スマートフォンなどのLEDディスプレイや、LED照明にはこのブルーライトが多く含まれています。

デジタルディスプレイからはっせられるブルーライトは、身体や、眼に大きな負担をかけると言われており、厚生省のガイドラインでも一時間のデジタル機器作業を行った際には15分程度の休憩をとることが推奨されてます。約20年間前と比較して、省エネ化でLEDが普及したことにより日常生活におけるブルーライトの暴露量が増えてます。ブルーライトの放出量は各デバイスによっても異なり、パソコンのみならず、現代人の必須アイテムとなりつつあるスマートフォンから発するブルーライトにも注意が必要です。

網膜への影響としては、日本でも近年急速に増加しつつある加齢黄斑変性症が、ブルーライト暴露増加との関連性が言われてます。

また、ブルーライトは波長が、短いため散乱しやすく、これがまぶしさやちらつきの原因となり、その分脳はピント合わせに苦労します。また、ブルーライトは他の光よりエネルギーが強いため、瞳孔を縮めようとして目の筋肉が駆使され、目の疲れや肩首の凝りなどに影響します。

全身的には睡眠、精神、サーカデイアンリズムへの影響が言われています。

パソコン作業のブルーライトカット考えてみませんか?