近視進行予防

第69回福井県眼科集談会に出席してきました。

皆さんにお伝えしたいのは、低濃度アトロピン点眼の使用経験の発表があって、眼軸長の伸びの抑制が認められたこと。眼軸長が伸びることが近視進行といわれており、眼軸長の伸びの抑制がみられたということは近視進行予防効果があるということ。低濃度アトロピン有効です。ただし、数年の経過をみないと効果は実感できません。即効性があったり、めにみえて近視が止まっているという感じはないため継続治療がなかなか困難ではあります。継続治療の必要性をしっかり説明し継続できるようサポートしていきますね。

さらに低加入度遠近両用ソフトコンタクトレンズの若年者への使用経験も発表されていて、こちらも有効でした。

近視進行予防として有効なのは、オルソケラトロジー、低濃度アトロピン、低加入度遠近両用コンタクトレンズといわれています。当院でも積極的に近視進行予防取り組んでいきますね。